【ビジネスマン・学生必見】最適な仮眠時間を検証!~仮眠の効果を最大にする方法~
おはようございます。
ヒル寝ストです。
結論ですが、
僕は15分の昼寝時間をとって、
10分程度寝るようにしています。
今日は、その根拠を示していきます。
何分寝るのが最適かというのは所説ありますが、
論文などに基づいたちゃんとした根拠で
お示し出来たらと思います。
僕、昼寝に関しては真面目なんです。
ちなみに、私はサラリーマンですので、
社会人の方に向けて書いていますが、
受験・テスト勉強の学生さんにも参考になれば
うれしいです。
1.快適な昼寝=寝起きが快適なこと
昼寝中にどれだけ気持ちが良くても、
起きた時に
『せっかく気持ちよく寝ていたのに!!ちっくしょー!!』
となったら、それからが最悪ですよね。
人間は寝ていると、
『今現在寝ている状態が、体にとって維持し続けたい大切な状態』
になってきます。
これを、
『睡眠慣性』が出現する、
といいます。
つまり、快適な昼寝にするには
『今現在寝ている状態が、体にとって維持し続けたい大切な状態』
になる前に起きることが大切なんです。
よく、
仮眠で大切なことは
REM睡眠まで落ちないこと
と言われるのは、
『睡眠慣性』を出現させないため
なのです。
なので、仮眠をとる時に考えるべきことは、
『より良い睡眠をとるためには』
ではなく、
『よりよく起きるためには』
なのです。
では、睡眠慣性がでない仮眠時間はどれくらいなのでしょうか。
それは、15分以内です。
111名を対象にした研究では、
若年成人の場合、
20分~30分の仮眠で43%
15分~20分の仮眠で23%
の割合で、
徐波睡眠=深い眠りが出現していました。
対して、
15分以内の仮眠では、
徐波睡眠が出現した人はいませんでした。
上記のような研究成果から、
昼寝(仮眠)は15分以内に終えるべきといえます。
2.疲労回復できる睡眠時間は
じゃあ、より良い状態で起きるため、
睡眠慣性を出現させないためには、
1分とか2分とかで、
すぐ起きるほうが良いんじゃないの?
と思うかもしれません。
でも、昼寝(仮眠)をするそもそもの理由は
なんですか?
そう、
現実から目を背けたいからですよね?
あ、違った。
それは僕だった。
疲れを取りたいからですよね?
疲労回復には、
『睡眠段階2が少なくとも3分間以上継続すること』
が大切だとされています。
まず、睡眠には段階が4つあるとされています。
段階1:うとうとした入眠状態のまだ浅い眠り
段階2:軽く寝息をたてるくらいの眠りで、ノンレム睡眠中の一番多くを占める眠り
段階3:真ん中くらいの深さの眠り
段階4:最も深い眠り
引用元:http://nemuri-cocoro.com/rapid-eye-movement/
簡単に言うと『睡眠段階2』とは、
『ウトウト…』
から
『クー…』
に移った段階で、
『グー!ガー!』
に移る前、でしょうか。
研究論文では、
①睡眠段階1が5分出現した段階で起こす条件
②睡眠段階2 が3分出現した段階で起こす条件
③仮眠をとらない
で疲労回復度の比較試験をしたところ、
①の条件では、③の仮眠をとらない条件と
疲労回復の度合いは一緒であったとのことです。
つまり、睡眠段階2に入らないと、
疲れは取れないのです。
結論は、
『疲労回復効果が得られ』
かつ、
『睡眠慣性が発生しない』
ギリギリの時間がベストということです。
その時間は、9分から15分であるとされています。
睡眠段階1は約6分間継続するので、
睡眠段階1=6分+睡眠段階2=3分
計9分ということです。
また、上述したように、
仮眠時間の上限は15分です。
よって、
結論:最も効果的な昼寝の時間は、
9~15分の間となります。
大事なので大きな文字で。
まとめ(参考文献)
最後に、
ここまでの参考文献をお示しいたします。
参考文献:『居眠り事故を防止するための睡眠・覚醒管理技術の開発』平成16年~平成19年科学研究費補助金 研究成果報告書(H20.林光緒)
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/2/25310/20141016151326702585/16330143.pdf
上記の文献は、より良い仮眠をとるための、
さまざまな研究が記載されており、
大変勉強になります。
お時間がある方は、ご一読をしてみてください。
きっと、眠くなりますよ。
今日は頑張った。
それではみなさん、
おやすみなさい。