いま、この瞬間にも寝たい。

自称:昼寝家、ヒルネスト。毎日の貴重な昼寝時間をいかに充実させるかに情熱を燃やす。こだわりの昼寝法を発信。34歳、外回り営業マンのブログ。

【ビジネスマン・学生必見】最適な仮眠時間を検証!~仮眠の効果を最大にする方法~

おはようございます。

ヒル寝ストです。

 

結論ですが、

僕は15分の昼寝時間をとって、

10分程度寝るようにしています。

 

今日は、その根拠を示していきます。

何分寝るのが最適かというのは所説ありますが、

論文などに基づいたちゃんとした根拠で

お示し出来たらと思います。

 

僕、昼寝に関しては真面目なんです。

 

 

ちなみに、私はサラリーマンですので、

社会人の方に向けて書いていますが、

受験・テスト勉強の学生さんにも参考になれば

うれしいです。

 

 

 

 

1.快適な昼寝=寝起きが快適なこと

昼寝中にどれだけ気持ちが良くても、

起きた時に

『せっかく気持ちよく寝ていたのに!!ちっくしょー!!』

となったら、それからが最悪ですよね。

 

人間は寝ていると、

『今現在寝ている状態が、体にとって維持し続けたい大切な状態』

になってきます。

 

これを、

『睡眠慣性』が出現する、

といいます。

 

つまり、快適な昼寝にするには

『今現在寝ている状態が、体にとって維持し続けたい大切な状態』

になる前に起きることが大切なんです。

 

 よく、

仮眠で大切なことは

REM睡眠まで落ちないこと

と言われるのは、

『睡眠慣性』を出現させないため

なのです。

 

なので、仮眠をとる時に考えるべきことは、

『より良い睡眠をとるためには』

ではなく、

『よりよく起きるためには』

なのです。

 

では、睡眠慣性がでない仮眠時間はどれくらいなのでしょうか。

それは、15分以内です。

 

111名を対象にした研究では、

若年成人の場合、

20分~30分の仮眠で43%

15分~20分の仮眠で23%

の割合で、
徐波睡眠=深い眠りが出現していました。

対して、

15分以内の仮眠では、
徐波睡眠が出現した人はいませんでした。

 

上記のような研究成果から、

昼寝(仮眠)は15分以内に終えるべきといえます。

 

 

2.疲労回復できる睡眠時間は

 

じゃあ、より良い状態で起きるため、

睡眠慣性を出現させないためには、

1分とか2分とかで、

すぐ起きるほうが良いんじゃないの?

と思うかもしれません。 

 

でも、昼寝(仮眠)をするそもそもの理由は

なんですか?

そう、

現実から目を背けたいからですよね?

 

 あ、違った。

それは僕だった。

 

疲れを取りたいからですよね?

 

疲労回復には、

『睡眠段階2が少なくとも3分間以上継続すること』

が大切だとされています。

 

 まず、睡眠には段階が4つあるとされています。

段階1:うとうとした入眠状態のまだ浅い眠り

段階2:軽く寝息をたてるくらいの眠りで、ノンレム睡眠中の一番多くを占める眠り
段階3:真ん中くらいの深さの眠り
段階4:最も深い眠り

 引用元:http://nemuri-cocoro.com/rapid-eye-movement/

 

簡単に言うと『睡眠段階2』とは、

『ウトウト…』

から

『クー…』

に移った段階で、

『グー!ガー!』

に移る前、でしょうか。

 

研究論文では、

①睡眠段階1が5分出現した段階で起こす条件

②睡眠段階2 が3分出現した段階で起こす条件

③仮眠をとらない

で疲労回復度の比較試験をしたところ、

①の条件では、③の仮眠をとらない条件と

疲労回復の度合いは一緒であったとのことです。

 

つまり、睡眠段階2に入らないと、

疲れは取れないのです。

 

 結論は、

『疲労回復効果が得られ』

かつ、

『睡眠慣性が発生しない』 

ギリギリの時間がベストということです。

 

その時間は、9分から15分であるとされています。

睡眠段階1は約6分間継続するので、

睡眠段階1=6分+睡眠段階2=3分

計9分ということです。

 

また、上述したように、

仮眠時間の上限は15分です。 

 

 

よって、

結論:最も効果的な昼寝の時間は、

9~15分の間となります。

 大事なので大きな文字で。

 

まとめ(参考文献)

最後に、 

ここまでの参考文献をお示しいたします。

 

 参考文献:『居眠り事故を防止するための睡眠・覚醒管理技術の開発』平成16年~平成19年科学研究費補助金 研究成果報告書(H20.林光緒)

https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/2/25310/20141016151326702585/16330143.pdf

 

上記の文献は、より良い仮眠をとるための、

さまざまな研究が記載されており、

大変勉強になります。

 

お時間がある方は、ご一読をしてみてください。

きっと、眠くなりますよ。

 

今日は頑張った。

 

それではみなさん、

おやすみなさい。